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〈旧街道ウォーク331〉

古代東海道の駅路をあるく 24

  (古淵〜木曽〜野津田〜小野路〜別所〜諏訪〜馬引沢)

 

日 時■ 2008年3月29日(土) 11:40〜17:00

集 合■ 横浜線古淵駅1140集合)

         小田急線 新宿10:42(急行)→町田111711:34→古淵11:38

                  新宿10:58(快速急行)→町田*112911:34→古淵11:38

京王線  新宿10:40(準特急)→調布のりかえ→橋本111711:23→古淵11:34

田園都市線 渋谷10:45**(急行)→長津田111211:21→古淵11:38

横浜線   横浜11:03(快速)→町田のりかえ→古淵1138

            *乗り換え時間短いので注意

**3/28東急ダイヤ改正予定(時刻未確定)

コース■ 古淵〜木曽町〜野津田〜小野路〜別所〜諏訪〜馬引沢〜永山駅(街道ルート約9km)

 

その他■ 雨、雪の場合は翌日(3月30日(日))に延期します。判断がつかない場合は、主催者までご連絡下さい。

     連絡先■ 大竹 亮(旧街道ウォーク代表、NPO全国街道交流会議理事)          片桐 拓朗(今回主催)

     

《今回の活動について》

 前回に引き続き古代東海道を歩きます。古淵からスタートし、境川を渡り相模国からいよいよ武蔵国に入ります。木曽町の台地上を進んだあと、鶴見川の谷を渡り野津田の山を越えて古い宿場である小野路へ。さらに丘陵を登り東京都と神奈川県の境となる尾根道を進みます。この辺りは、今回の古代東海道の全コースで最も標高の高い所になります。終点は多摩市の馬引澤(まひきさわ)を予定しています。

 古代官道は、江戸時代の街道とはその性格や趣が異なりますが新しい発見があるはずです。ふるってご参加下さい。

*    *    *    *

《参 考》

古代官道奈良・平安の中央集権国家時代には、都から全国に向けて7つの「官道」が整備されました。約16kmごとに駅家が設けられ、幅員612mの立派な側溝付舗装道路がほぼ一直線の最短距離で各地の国府を結んでいました。従来は記録文書による推定のみでありましたが、近年は各地の発掘等による発見により実態が判明しつつあります。

 

古代東海道都から海沿いに関東に至る行政圏で官道の名称でもあります。足柄峠から関東に入り、相模国府(平塚)、武蔵国府(府中)、下総国府(市川)を経て常陸国府(石岡)へ至る道が中期の道筋です。当会では、1999年〜2001年にかけて初期及び後期の古代東海道の一部を歩いていますが、今年は中期のルートを探索することになります。

 

《沿道案内》

●鹿島神社:創建は南北朝時代。新田義貞が鎌倉攻めのおり祈願のために建立したという伝承もある。ご祭神は「武甕槌命(タケミカヅチノミコト)」で、茨城県の鹿島神宮に祀られていることから鹿島神と呼ばれている

●木曽町:古代官道の駅家があった可能性がある。

●小野路一里塚:平塚宿と府中宿を結ぶ往還として用いられた道に作られた江戸時代の一里塚。

●小野神社:小野神社は平安初期の漢学者小野篁を祀った神社で、境内に設置された「小野神社の由来」に依れば、天禄年間(972年頃)に武蔵の国司として赴任した小野孝泰による建立という。

●小野路宿:小野路の地名の由来は相模国の国府が置かれていたところが小野の里と呼ばれていて、武蔵国の府中にも小野ノ宮というところがあり、共に都から役人が来て治めていた。この地はこの二つの小野の地を結ぶ途中の道が通っていたので小野路と呼ばれるようになった。小野路は古く古代からその交通の要衝であった。

●古道五差路:小野路町別所と多摩市永山の境界にあり古道が集まる五差路。

●防人見返りの峠:コース中の標高最高点。峠の名前は最近つけられたもので、晴れていれば眺望が素晴らしい。

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