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旧街道ウォーク321

大山街道(矢倉沢往還) その6 (南町田〜下鶴間宿〜国分宿〜海老名)

日 時■ 2007年6月24日(日) 11時〜17時頃

集 合■ 東急田園都市線南町田駅グランベリーモール口(1105集合)
下り 永田町1022→渋谷1030→溝の口1043→あざみ野1050長津田1058→南町田1101
上り 中央林間1058→南町田1101

コース■ 南町田駅〜下鶴間宿〜鶴間駅<昼食>〜さがみ野〜国分宿〜海老名駅(街道ルート約10km)

その他■ 小雨決行、大雨の場合は7月1日(日)に順延します。判断がつかない場合は、主催者までご連絡下さい。
連絡先■ 大竹 亮(旧街道ウォーク代表、NPO全国街道交流会議理事)  谷貝 等(今回主催)

《今回の見どころ》
 今回は南町田駅から大山街道の国道16号との交差点まで戻り、下鶴間宿・国分宿を経由して海老名駅まで歩きます。
 今回の区間は、境川を越えて相模国に入り相模原台地上の比較的平坦な地形上を歩きます。台地上の平坦地を進むことからほぼ直線のルートで、南北に走る台地上の河川や街道・道路と鋭角に交差している特長があります。
 下鶴間宿は風格のある農家が残るとともに、国分宿は相模国分寺に関わる歴史的遺構が残されており、今回は歴史を辿るウォーキングになります。
《地図番号と解説》
94 大ケ谷戸庚申塔:鎌倉街道との交差点に位置する。
95 圓成寺:浄土真宗本願寺派。16世紀後半の天正年代には創立していたといわれ、木造聖徳太子像や梵鐘・喚鐘が祠られている。
96 五貫目道祖神:国道246号の整備に伴い現在地に移設。
97 境川:武蔵の国と相模の国の境を流れる。
98    下鶴間宿:街道沿いに松屋、三津屋、角屋といった旅籠を中心に、染物問屋、居酒屋、餅屋、質屋などの商家があり賑わっていた。宿内の道幅は四間(約7.2m)で交差する八王子道の道幅は二間。
99 観音寺:武相卯歳観音第1番札所。高野山真言宗。拝殿にある厨子は大和市指定文化財
100  大山阿夫利神社分院
101 長谷川(彦八)家:伊能忠敬測量隊が、1816318日に組頭彦八家に宿泊したとの記録がある。
102 不動尊
103 鶴林寺:浄土宗。開山は永禄12年(1569年)以前といわれる。境内には、即身仏となった瀬沼嵩信を弔う地蔵や鶴間学校跡、不動明王座像などがある。
104 まんじゅう屋跡:渡辺華山が投宿した宿の跡。
105 日枝神社:滝山街道との交差点に位置する。境内には、庚申塔や青面金剛立像が配置されている。
106 大山街道説明板
107 大山街道碑
108 富士塚庚申塔:富士山の火山灰を集めた小高い丘の中腹に、文化13年(1816年)柏ヶ谷の講中で建立した道標が立つ。
109 赤坂道標
110 古東海道案内板:古東海道とされる坂道の案内板。
111 望地南坂:目久尻川に下る坂。
112 石橋供養塔:宝暦7年(1757年)頃地元の篤志家重田七三郎募金活動を勧め大山街道唯一の石橋に架け替えられたことを記念する碑。
113 史跡逆川碑:この碑より上流2kmほどの目久尻川から北西に堀を作り海老名耕地の灌漑用水や運搬用に利用した数キロの水路があり、逆川と呼ばれた。
114 国分の辻と高札場跡:藤沢街道との交差点で国分宿の中心地。現在の消防器具置場が江戸時代までの高札場。
115 温故館:大正7年(1918年)村役場として建築された郡役所様式の建物で、昭和57年(1982年)海老名市郷土資料館となる。
116 史跡相模国分寺跡:天平13年(741年)聖武天皇の詔勅により建てられた。東西120m、南北123mの回廊に囲まれ、東側には金堂、西側に高さ約65mの七重の塔の法隆寺式の伽藍配置で、全国の国分寺の中でも最大級の規模。
117 国分寺薬師堂(国分寺):相模国分寺が建立された後、その薬師堂として背後の高台に建てられたが、その後現在地に建て替えられた。境内には銅鐘(国重文)と「尼の泣き水坐像」などがある。
118 大欅:推定樹齢560年。この付近が海だった頃、漁師が船を繋ぐために打ち込んだケヤキの逆さ杭が根付いたとの伝説がある。県天然記念物。
119 ビナウォーク:海老名駅の南口駅前に開発された商業施設。中庭には相模国国分寺の「七重の塔」を縮小して復元している。

《参考文献》
大山街道・R246地域間ネットワーク交流会 編集・発行:『大山街道ウォークマップ』(事務局:国土交通省川崎国道事務所)

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