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日光御成道とは

【解 説】
 「日光御成街道」は、江戸日本橋を起点に中山道の本郷追分から岩槻城下をへて日光
街道の幸手追分に至る5宿12里(約47キロ)の街道である。
 歴代徳川将軍が家康を祀った日光東照宮への参詣に利用したことからその名があり、
経由地をとって「岩槻街道」とも言う。
 途中、岩淵宿、川口宿、鳩ヶ谷宿、大門宿、岩槻宿の5宿が設けられたが、岩槻は親藩
の城下町でもあった。
 道筋は中世鎌倉街道・中道(鎌倉と古河を結ぶ重要路線)が原形となっている。
 将軍の鷹狩りに用いられた中原街道(東海道の別路)や東金御成街道などと同様に、本
来の街道筋を短絡する経路を採り、諸大名の参勤交代の通行が禁じられた別格扱いの「御
成道」である。

【沿道風景】
 広大な関東平野の台地や低地を数多くの川を越えて横切っている。
 東京都内はさすがに市街化しているが、沿道に江戸の歴史が現在も様々な形で色濃く残る。
 埼玉県内では郊外部になるが、城下町、宿場町や農村集落の風情がかつての姿を感じさせる。

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